「あの・・・・え!?なんで・・!?ど、どこから!?」
亘、それはね、私が一番聞きたいな。
2・勉強の出来る環境じゃありません
「今・・・・上から来たよね!?天井がキラキラして、バシャーン!って!!!」
「そうだったの?」
「え、う、うん・・・・・・。」
亘は、体中泡だらけのまま目を丸くしている。(もこもこしてそうだ)
泡がなかったら、結構まずかったかも・・・・・
「亘〜?どうしたの?」
突然、遠くで女性の声がした。亘のお母さんだ。
「ううん!なんでもないよ!気にしないでお母さん!!」
「そう〜?」
そういって、足音は遠くなっていった。あ、危ない・・・・・。
「・・・・・お姉さん、幻界から来たの?」
「え・・・・いや、ううん。普通に地球上にある私の家にいた。気がついたら、ここにきてたんだよ。」
「そうなんだ・・・・。幻界じゃなくても、瞬間移動とかできるのかな・・・・?」
亘はうーんとうなり始めた。
いいなぁ、子供の肌は。私なんてもう・・・・・(ちょ、私!!何を考えてるんだ!)
「お姉さん、名前は?」
そんな私の考えを露知らず、彼はかわいらしく尋ねてきた。
「
。君は、三谷亘君だよね?」
私がそういうと、彼はものすごく驚いた顔をした。
その後、(しまった・・・)と思った。
「何で知ってるの!?」
「うーん・・・・なんて言っていいのやら・・・・。
私は、『三谷亘が本の世界にいる』世界からきたんだよ。」
「???」
「つまりー・・・パラレルワールドかな?」
「そんなことあるんだ・・・・・。」
そう、そんなことあるんだね。私今日はじめて知ったよ。
「わ、私・・・・これからどうすればいいの・・・・!?」
「とりあえず、お風呂から出ることを考えよう!」
亘が私から視線をはずしながらそう言った。
ん・・・?なぜ視線を外す・・・・?
「
お姉さん・・・・何も着てないし・・・・恥ずかしくないの?」
「あ。」
気にするの忘れてた。
「亘〜!母さんちょっと買い物行くわね〜!」
「あ!はーい!!気をつけてね!!」
突然亘のお母さんの声がしたと思ったら、買い物のようだ。
ん?今は夜じゃないの??いまさら買い物?
「近くのスーパーは、夜に商品を半額にするんだよ!
お母さん、最近その時間を狙ってるんだ!」
あ、そうなんですか亘。
ていうか・・・・・お、今が出るチャンスなんじゃないか?
「亘、私上がるわ。」
「え。」
「今なら・・・・出れる!」
「あ!や、ちょっと待ってーーーーー!!」
きょうだい以外に裸体さらすのって、初めてでした。
私の馬鹿。
(なんだこの話は・・・・;)