「皆さん、ありがとうございました。夕飯までご馳走してもらって・・・・・」
「いいのよ
ちゃん!いつでも遊びに来てね!待ってるから!」
「
ちゃん、ランボのこと本当にありがとう。明日から宜しくね!」
「・・・・はい!!!!」
視界の端で「会いたかったよ赤ん坊・・・・」と嬉しそうな兄が見える。
視界の上のほうで、沢田君の部屋で泣き叫ぶランボ君をなだめる他のメンバーも見える。
「
、帰るよ。・・・・・乗れる?痛くない?」
「心配性だよ、お兄ちゃん!大丈夫大丈夫!」
「じゃ、
が世話になったね。」
お兄ちゃんは私にヘルメットを付けてくれた。
ひとりでできますー。
(沢田君がすっごいビックリした顔してた。)
***
「
、なんで木になんか登ったの?」
信号が赤になったとき、お兄ちゃんが尋ねてきた。
風紀委員の腕章が目に入る。
「えへへ・・・・久しぶりに木登りでもしようかなぁ〜って・・・・。」
「クス、まだまだ子供だね。
は。」
「もう・・・・・。お兄ちゃん、インドア派だったよね?あんまり外で遊ばなかったし。」
「まぁね。」
信号が青になった。バイクは勢いよく動き出す。
お兄ちゃんを掴む手に、少し力をこめた。
「ねぇ、
。」
「?」
「・・・・・・もう、悩んでないね。」
「・・・うん。」
「沢田綱吉と話せて、どうだった?」
「・・・・・嬉しかった。」
バイクに二人乗りしてる所為で、お兄ちゃんの顔が見られない。
「沢田君といると、なんだか幸せなんだ。仲良くなれて良かったよ。」
「・・・・・・幸せ、か。」
「うん、すっごくすっごく嬉しくて、幸せなんだ。幸せすぎて、胸がドキドキするの。
・・・・・・なんでかな?」
「・・・・・・・・・・・・・・さぁ、なんでだろうね。」
私はお兄ちゃんにぎゅっとしがみついた。
表情は見えなかったけれど、お兄ちゃん,
寂しそうな気がした。
***
「・・・・・帰っちゃった、なぁ・・・。」
「寂しいか?」
「うん、とっても・・・・って、何言わせるんだリボーン!!」
ママンは中に入ったのに、俺とツナは残ってる。
ランボはまだ泣いてるみたいだ。
「なぁ、ツナ。」
「?」
「沢田
ってママンに言われた時、何で顔が真っ赤になった?」
「な!!??なってないよ!!」
(コイツ、自覚してなかったのか・・・・・・)
「惚れたな、
に。」
「はぁぁぁっ!?なんでそうなるんだよ!」
「直感だ。」
「なんだよそれ!!お、俺にはきょ、京子ちゃんがいるんだからな・・・・!!!」
わーーーー自分で言っちゃった!!!と、真っ赤になってるツナ。
(お前、分かってないのか。自分の恋の芽が出てるってことに。)
こりゃぁ、穏やかじゃねーな。
と、山本の台詞を使ってみたりした。
また明日
(自覚するかどうかはこれから分かる)
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